2021/05/15

「個」と「全体」を捧げ持つ女神(チョロっとグルジェフ)

ネット経由でチョロっと知ってるくらいですが、グルジェフって人が
いたそうです。メンバー達を心理的に追い詰めることを頻繁に行いました。
そのせいで精神を壊す人間もいました。とか聞いちゃうと、
たぶん厳しい修行を課してたんでしょうね。
「実際の修行は大変なんだろうなー」と思いながら、
安全圏内から見てます(笑)

彼が提唱したエニアグラムという9つの角がある星みたいな形状
なんだか似たようなの見たことあるなあと思ったら、
数は違いますが7つの星で、僕が大好きな金井南龍氏の描いた絵でした。
七面山の女神さまが右手に捧げ持ってる鏡?なんだかわからないモノが
似てるなあと、なぜか思ってしまいました。


グルジェフ氏は「月の食物にならない」ように、
人間は「機械になってる状態から脱しなければ」
と言ってたそうですが、月って人間を喰っちゃうんですね。
(言葉通りじゃなくてなにかの比喩なんでしょうが)
そういえば出口王仁三郎氏によれば国常立尊は「撞 ( つき ) の大神」
らしいです。それってやっぱり「月」を連想しちゃいますよね。
おぼろげな記憶ですが「月と関係ある」と言ってたような・・・
(記憶違いかな?)そして金井南龍氏の「タラタラ生きてると
死後に魔王(≒国常立尊?)に食べられてしまう」って発言。
ふたりの言ってることを合体させれば
「グルジェフが言ってる事とイコール?」と思いました。

そんな連想のままさっきの七面山の女神を見ると、
右じゃなくて左手に捧げ持ってるモノも
9つじゃなくて7つの円に囲まれた大本の神紋みたいだし?

当然ですが、パクリとか短絡的なことを考えてるわけじゃないです。
真理みたいなものをその個人個人なりに表現してるんだろうなあと
思ってます。もちろん書物等で参考にした事もあったでしょうが、
深い部分ではお互いに通じ合ってるってイメージです。

オクターブの法則とかもグルジェフさんは修行の一環として
提案してたようですが、ドレミファソラシドと登っていく中で
「ミとファ」「シとド」半音上がりの部分が特にキツイ修行に
当たるようです。
これを読んでなぜか「ヨナ抜き音階」を思い出しました。
「ファ」と「シ」を抜いた白い鍵盤でテキトーにピアノを弾いても
それなりに聴けるメロディになっちゃうってあれです。

一方はバカ正直に全部の音階を登ろうとしてる時に、
もう一方は「そんなキツイ半音階なんて存在しませ~ん」ってテイストで
自由自在に鍵盤を。
七面姫が両手に持ってるモノも、円型の方は周囲の小丸が
コロコロって感じで上部に移動してます。カクカクの幾何学系が
クソ真面目に7等分された位置に留まってるのと対称的に見えました。
これを「柔軟性」と「愚直さ」の表現と読み解けないだろうか?

南龍氏は「個人の進化?みたいなもの」「この世を地上天国にすること」は
別だと言ってましたが、どちらかを否定してたわけじゃないようです。
それは御自身が描いた絵でも表現されてるのかもしれません。
柔軟性に富んだ「全体」の左手の方を高く掲げてますが、
愚直な「個」はその個人が登るべき高い山の方に伸ばしてる?って風に
見えてしまったわけです。
だとしても偏り無くどっちも大切ってことなんでしょうね?
(って聞かれても困りますよね、笑)

最後になりますが、どこからパクってきたか忘れましたが、
ステキな絵をアップしてくださってありがとうございました。
それなのに勝手に流用して申し訳ないです。
それにしても金井氏の絵画って(僕には見えないけど)
「こんなすごい異世界がどこかには存在するんだなあ」と思えてきて、
観てるだけで楽しくなりますね。